最強の駒落ち

2008年6月16日 囲碁
「最強の駒落ち」先崎学 講談社現代新書

囲碁を教わったのは15歳のときだが、将棋となると、いつ覚えたのか全く記憶がない。小学校に入る頃には、もう友だちと指していたと思う。

覚えたのが早い分、全くの我流。イモ筋のヘボ将棋である。

この本が気に入ったのは、8枚落から始めていること。駒落ちの解説書は、だいたいが2枚落の「銀多伝」から始めるのが定跡だが、さすが先崎クン、親切ですね。

囲碁は、アマ2段格の人に9子でみっちり仕込まれた。6子から5子になるとき大きな壁があったが、あとは比較的順調に石を減らすことができた。

その人とは現在、定先で白を持っているが、9子時代に身につけた感覚は、今でも役に立っている。随分イジメられたので、将来手が生じそうなところ、アジの悪いところに敏感になった。

ということで、多分将棋も、きちんと8枚落から順に、駒の働きについての感覚を身につけてゆくのがいいのでしょう。

でも、将棋より囲碁の方が好きなので、多分ヘボ将棋のまま上達しないだろうなあ。

軽読書

2008年5月21日 囲碁
今日はちょっと仕事がハードだったので、いつになくお疲れです。

こんな日の読書は、ちょっと気分転換に石田芳夫「五段になれる人なれない人」なる囲碁本を眺める。

ちなみに、ワタクシそんなに強くはありません。でも、囲碁ソフトにはまだまだ負けません。

床屋さん

2008年5月14日 囲碁
髪が伸びて鬱陶しくなったので、行きつけの床屋さんで散髪。
ちょきちょき切られた髪をみると、おおおおお、白髪がああああ

床屋の親父はわたしんとこのマチでは、ちょっと知られた碁打ちで、散髪中はそちらの方面へ話が進む。

最近は韓国の若手が強くてねえ、日本のプロは敵わないよ。

へー、そうなんですか。

そうそう。だってあんた、布石がなくていきなり戦いなんだから。面食らっちゃうよ。

へ?

二連星に割り打をするといきなり、カタツキしてくるんだよ。

え、ツメじゃなくてカタツキ?

うん。普通は割り打ちされたらツメのヒラキだろう。それがいきなりカタツキだからさあ。

などと、話が弾む。
碁を知らない方にはほとんど意味不明な会話である。まあプロレスにたとえるなら、普通試合開始早々は腕をとったりヘッドロックを掛けたりして間合いを取るところ、ゴングが鳴ったらいきなりバックドロップ三連発をお見舞いしました、というような話なのでありました。

頭がさっぱりして、いい気持ち。