「東京のお江戸をめぐる散歩コース50」(河出夢文庫)を拾い読み。
何を隠そう私は「東京フリーク」である。東京に関する本だけで、硬軟とりまぜ200冊くらいは持っている。私の町で「東京人」と「散歩の達人」と「荷風!」を定期購読しているのは、多分私だけである。都区内の地図は、7種類ほど持っている。最近は「区分地図」ではなく1万分の1のものが主流なので、大変分かりやすい。
あ、もちろん昭和40年頃の都電が走っている時代の区分地図も、ちゃんと持っています。
なぜこんなことになったのか。
近代の日本の小説は、多くが東京を舞台にしている。東京についてある程度の土地勘があると、肌で理解しやすいところがある。例えば漱石の「道草」で、姉夫婦が四谷の津の守坂に住んでいるなどというくだりがあったり、「彼岸過迄」で万世橋のあたりが登場したり、そんな時に、「ああ、あの辺ね」となるわけです。
そんなことから、東京の地理や歴史を調べたり、年に1回くらい街をぶらついたりしているうちに、はまってしまいました。
おかげさまで、地下鉄は路線図ナシで全く迷うことなく乗換えができるようになりました。大手町の巨大迷路も大丈夫です。人形町から神田の本屋街に行くときには、「人形町駅」ではなく、すぐそばの「水天宮前」から半蔵門線を使えば乗換えナシで行けるなどという、どーでもいいことまで覚えてしまいました。
まあ、つまらんことですが、でも村上春樹の「アフターダーク」は、渋谷に土地勘があると愉しさ倍増、ということは確かです。
何を隠そう私は「東京フリーク」である。東京に関する本だけで、硬軟とりまぜ200冊くらいは持っている。私の町で「東京人」と「散歩の達人」と「荷風!」を定期購読しているのは、多分私だけである。都区内の地図は、7種類ほど持っている。最近は「区分地図」ではなく1万分の1のものが主流なので、大変分かりやすい。
あ、もちろん昭和40年頃の都電が走っている時代の区分地図も、ちゃんと持っています。
なぜこんなことになったのか。
近代の日本の小説は、多くが東京を舞台にしている。東京についてある程度の土地勘があると、肌で理解しやすいところがある。例えば漱石の「道草」で、姉夫婦が四谷の津の守坂に住んでいるなどというくだりがあったり、「彼岸過迄」で万世橋のあたりが登場したり、そんな時に、「ああ、あの辺ね」となるわけです。
そんなことから、東京の地理や歴史を調べたり、年に1回くらい街をぶらついたりしているうちに、はまってしまいました。
おかげさまで、地下鉄は路線図ナシで全く迷うことなく乗換えができるようになりました。大手町の巨大迷路も大丈夫です。人形町から神田の本屋街に行くときには、「人形町駅」ではなく、すぐそばの「水天宮前」から半蔵門線を使えば乗換えナシで行けるなどという、どーでもいいことまで覚えてしまいました。
まあ、つまらんことですが、でも村上春樹の「アフターダーク」は、渋谷に土地勘があると愉しさ倍増、ということは確かです。
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